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指定整備工場(民間車検場)とは

いわゆる 「民間車検場」、又は「民間車検工場」とも言われ、国家資格を持つ検査員が常駐しているだけではなく、(整備士とはまた異なる資格) 一定レベル以上の整備技術と設備、そして組織を有し、さらに! 自動車検査に必要な機器設備をも持つ、運輸支局等、又は軽自動車検査協会に代わって〜 その常駐検査員による自動車検査の一切の業務を認めれられている民間経営の整備工場の事を言います。(つまりその工場で車検を完結できる工場のこと。 ちなみにその他整備工場では、車検は運輸支局や軽自動車検査協会までわざわざ出向く ”持込検査” 、もしくは指定整備工場へ外注しての車検しか出来ません)

概要

ちなみに、この指定整備工場として国から認定されている工場は外観からパッと見では分かりませんので〜 その工場のサービス員に直接聞かれるか、工場に添えつけられている整備事業者の看板で判断しますが、

 指定整備工場の看板例 ⇒ http://www.mlit.go.jp/jidosha/ninshoutoshiteinochigai.html (国土交通省HPより)

基本的には、ディーラー系の一部地域的に中堅以上に位置する中古車販売店整備事業の大手専業者・・・ といった業者や企業が、指定整備工場として許可を受け営業していると思われて良いでしょう。(最近では大手のカー用品店やガソリンスタンド系でも見られるかな)

 指定は、何も工場の大きさや規模で決まるわけではありません。 あくまで国から認可されている工場かどうかです。 もちろん正規ディーラー工場だからと言っても必ずしも指定整備工場とは限りません。 ただ、そうとは言っても、認可を受けるには相当の設備が必要となっておりますので、ある程度の規模の工場であれば〜 おおよそ「指定」だと目星を付けられても問題はないかと。。

尚、この工場の最大の特徴は〜

やはり、

法定点検(24ヵ月点検整備)から自動車検査(車検)まで、車検に係る全てのサービス業務を自社工場において実施出来る〜 整備事業者としてはかなり規模の大きい企業であるため、(指定整備工場は、当然! 認証整備工場の基準をも満たしております。 言わば認証整備工場の上位工場とも。 但し、新しい車検証の発行は出来ませんので、(これは運輸支局、もしくは軽自動車検査協会の仕事) ここは代行にはなりますが。。)

 
 指定整備工場による検査(車検)は・・・

 その検査前に指定整備記録簿の規則に沿った定期点検(法定点検整備)の実施が必須とされているため、ユーザー車検代行のような〜 「検査のみやってもらい、定期点検は自分で・・・」という選択は出来ません。

 尚、個人向けに 「保安基準適合証」を発行してもらえる指定整備工場であれば、(関連: 保安基準適合証とは?) 車検証交付申請に係るお手続きのみ自分で行う事も可能ですが、(いわゆる 「代行手数料」の削減が目的。 ちなみに、車検ステッカーの代わりに一定期間フロントガラスに貼り出す「保安基準適合標章」とは異なります) まあ、個人向けに保安基準適合証を発行する指定整備工場も現実少ないので、これも事実上 「お任せ」と言えるでしょう。(保安基準適合証を発行するかしないかは、その指定整備工場の方針によります)

一定レベル以上の整備技術による点検・整備施行だけでなく、各種整備保証から アフターサービスまで〜 安心して かつ全面的に、自動車のメンテナンスを任せることも出来ると言えるでしょう。

ただ、これだけ規模を大きく経営し、知名度だけでなく〜 安心と信頼性も高い・・・ という反面、車検工賃だけでなく、点検・整備等における全体的な技術料に関しては〜 ややコスト高・・・ という点は否めませんので、(当該工場における技術工賃を示すレバレート指数は、高いところだと〜 1時間辺り12,000円という所もあり、お世辞にも安いとは言い難いのが現実。 また場合によっては、ディーラー系よりも割高な中古車販売店併設の工場も・・・)

車検をとにかく安く仕上げたい! という方には、全く不向きと言ってもいいかもしれません。

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