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平成29年2月から、警告灯が点灯、もしくは点滅している車両は車検に通らなくなる

 
2018/09/26
 

え? 今までそんな車でも車検に通ってたの?? 車検てそんなレベルなの??? と、逆にその車検制度を疑ってしまうようなニュース。

この2月より、メーターパネルなど 運転席から容易に見える位置にある警告灯が点きっ放しの車は、車検で受検拒否されるようになりました。

警告灯とは?

簡単に言うと、スピードメーターパネル周辺で、エンジンキーをON/OFFしたりするときに、チラっと一瞬点いたりするアレです。 チェックランプとも。

ちなみにその警告灯は基本 ”赤” や ”オレンジ色” をしており、

通常、エンジンがかかっている時には消灯していなければならない事となっており、(走行前提)

逆にエンジンがかかっていてもなお点灯や点滅している状態では、危険!(赤) 注意!(オレンジ) という事。 またその危険等を知らせるために点いているとも。

警告灯例: エアバックの作動、バッテリーの電圧、ブレーキ、エンジンオイル量、オーバーヒート、ABS作動、シートベルト。。 等々。

※ なお、点滅や点灯の代わりにBEEP音やブザーが鳴る場合、それら警笛の類も含まれます。

車検でのチェック方法

基本検査員の目視チェックであり、

まずキーONでこれら警告灯が点灯しているか?(ここでは点灯していないとOUT。 なおここで一瞬で消える警告灯もあるが、それは一旦点いていたかどうかで判断)

警告装置が正常に働いているかどうか判断。 またこうすることで、警告灯の球を抜くなどする不正も防げる。

それからさらにキーを回しエンジンをかけ、今度はそれら警告灯が点きっぱなしになっていないか? あるいは点滅しているものはないか? チェック。

ちなみにここまででチェックOUTとなると、その警告灯が正常になるまで検査は受けられないようになっております。(その後の検査の一切に進めません。 つまり門前払いされるというわけ)

問題点

はっきり言って、あくまで目視なのでチェック漏れは多いと予測できるかもしれません。

だってこういった警告灯って車種・仕様毎にけっこう異なっているため、特に最初の点灯チェックでは見逃しも多く出て来る可能性はあるでしょう。

※ 最初に点灯しないチェックランプなんてのもあるようですし。

※ また見逃しやすいということは、相応不正がまかり通ってしまう事も多いかも ということにも。

タイミングベルトの警告灯は?

トヨタのハイエースなど一部車種では、交換時期になるとタイミングベルトの警告灯が出るものもありますが、こういった灯類も同じ見解となるでしょう。

つまりこれまで交換は任意であったが、これからはきちんと交換しないと車検が受けられなくなると。。

※ ただこういった警告灯は手動で消去することも出来るため、ん— やはり根本的には任意ということで変わらないような。。。

最後に

問題点はあれど、、 今回の制度改正で、少しくらいは ”車検制度” 改正されたかな? と。

しかしそれでも、まだまだ問題点の多い車検。

ていうか良く分からない部分も多いですが ^^; マニュアルミッション車はシフトパターンが書いてなきゃダメ!とか、ホーンボタンにラッパマークが書かれていないとダメ! とか。。。

ブレーキパットが残り一ミリでも車検には通る事実。

オイル漏れや排気漏れなど、その場しのぎの裏技でもまかり通る事実。

ベルトが今にも切れそうでも車検に通る事実。。

ユーザー車検で、法定点検を適当にやっていても問題ない、(問題はあるがバレることがない) もしくは無視していてもそれもまかり通ってしまう事実。。。

改善の余地はまだまだ。。。

関連: → 車検というものの本音、真意、裏話など。。 (過去記事よりひとつばかし抜粋)

 

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